2016年11月15日

捧いでみる

あれから三年が経ちました

僕もあの人のことにはほとんど触れなかったし、僕から話できるほど出会いから別れまでの付き合いも短かった

それでもあの人との出会いで和歌山市での音楽活動の幅が広がったのは間違いない

ツアーミュージシャンだったあの人は全国的にコアなファンを掴んでいた
和歌山でももちろん人気
それは演奏力もさることながら人柄が魅力的だったのだろう

あ、決して人柄が良いことはなかったですが

口は悪かったですが、ライブが始まる前も終わってからもお客さんと近い距離で話をしていました
あの人のミュージシャンとしてのスタンスだったのかもしれない

2011年の年末だっただろうか
僕は今はフォーキーナイトの相方である大和さんが前座をするというので見に行ったのが最初の出会いでした
大和さんが紹介してくれてその日がっつり話することができた

それから数ヶ月後、電話が掛かってきた

内容は

7月にオールドタイムで決まったからOAやってみないか?



本人から電話が掛かってきた

度肝を抜かれるとはこういうことだと思いました

それから7月までの数ヶ月、気が気でなかったのを覚えています

OAするのなんて100年早いわ!
って店長に言われたらどうしよう

それが一番思ったこと

来る本番はガチガチ

でも本気でぶつかりました

結果、よかったと言ってもらったし

店長からもお墨付きをいただいたどころか
レギュラーのイベントをいただいた

それがフォーキーナイト

このOAがなかったらフォーキーナイトはなかったと思うと
あの人に感謝しきれない


伊太地山伝兵衛さん

あなたがこの世を去って今日で3年になりました

あなたの死は目の当たりにはしてないし口伝でしか知らないので
今でも
まだ会えるんじゃないかななんて思っちゃいます

もっと話がしたかったです


  

Posted by 松本陽太 at 20:55Comments(0)雑記